協同組合ベイタウン尾道は昭和４７年に卸団地として開設され、以来多くの組合員企業とともに尾道の経済的活力を維持すべく活動をしてまいりました。
この間、しまなみ海道の開通、JR東尾道駅の開設、やまなみ街道（尾道松江線）の開通と順次整備され、ベイタウン尾道の周辺の街並みも充実してまいりました。このような中、当組合では平成２０年度に「人と情報が行き交い、活発な経済活動が行われる、開かれた街の形成」をビジョンとして掲げ、共同施設の老朽化や連棟対策等、具体的課題を踏まえた事業検討を行ってきました。
そして、卸団地の活性化のためには、多様な事業所が立地できる団地への転換が必要との判断に至りました。その具体的な方策として、組合会館の移転新築や大型商業施設等の誘致により、消費者流動の増加を通じて周辺不動産の用途拡大と活性化を図ることで、より多様な事業活動が行われる街に卸団地を積極的に作り変えていく再開発計画を策定しました。
共同施設の老朽化対策については、共同冷凍倉庫の改修工事による補完機能強化やガソリンスタンド再整備による地域防災機能を強化する事ができました。
そして、平成27年3月に、高度化資金の適用を受け、新組合会館を建設いたしました。従来の多目的な会議スペースを強化するとともに、子育て支援施設等の公的施設を含む組合会館として整備することができました。ビジネスや子育てを目的とした流入人口の増加を通じて、今後更なる街の魅力向上と活性化に取り組んで参りたいと考えております。